吉野本葛の
「透き通るような透明感」
「他を圧倒するなめらかさ」
「自然生まれのやさしい弾力」を追及しました。
吉野本葛と阿波和三盆のみを使用。
葛本来の美味しさ・美しさをお楽しみいただけます。
店主 中井孝嘉
食材の良さを表現することはシンプルだと私は考えております。多種類の材料と混ぜ合わさず、加工しすぎないことで、葛本来の風味を味わうことができます。
本葛の品質は言うまでもありませんが、葛以外の材料も上質なものばかりを選びました。
葛の魅力を最大限に引き出し、活かすこと。それが葛遊のお菓子づくりです。
型打ちに使用する「木型」は桜の木から作られます。
お干菓子だけでなく生菓子の型など、ほとんどの木型は桜の木から作られています。
桜木の芯となる赤みの部分は非常に硬いので木型に適しており、木型職人さんが一本ずつ丁寧に彫りあげてくれます。
まさに芸術作品であり、当店にとっては宝物です。
体が求める葛湯のあるべき姿を表現したもの。それが「吉野本葛湯」です。
「体のために…」という気持ちを持って葛湯を食べて下さる方のために、とことん突き詰めた葛湯を提供したい。そう考えた時、「吉野葛」では無く「吉野本葛」を100%使用することは、絶対だと思いました。
吉野本葛湯という名前が示すように、他の澱粉は一切使用せず、吉野本葛だけで仕上げています。
砂糖は、自然糖(阿波和三盆)を選びました。
体にも心にも優しい「吉野本葛湯」を一度ご賞味ください。
吉野山 中井春風堂の店主、そして葛菓子職人の中井孝嘉です。
「葛遊」は私の想う「葛の美味しさ・美しさ」を表現するために立ち上げた本葛菓子の新ブランドです。
葛には他の澱粉には無い、独特の特徴があります。葛の良さを余すことなく表現しようと思えば、葛粉とジャガイモやサツマイモなどの他の澱粉を併用することはできません。
「葛遊」は、混じりけの無い、本葛のみを使用し、「葛を楽しんで頂く」ということをコンセプトに生み出した中井春風堂自慢の葛菓子です。
本葛の特徴である、滑らかさ・やさしい弾力・薬効成分とそれに付随する独特の苦みなど、葛の全てをぜひご賞味下さい。
食材の良さを表現するのはシンプルだと私は考えております。
多種類の材料と混ぜ合わさず、加工しすぎないことで葛本来の風味を味わうことができます。 葛を活かしてこそ、葛菓子職人なのです。
葛以外の材料も私が選んだ上質なものばかりです。 仕入れの際、「葛を美味しく食べる」ということだけを考えて選んでいますので、仕入れの原価は完全に無視しています。その為、販売価格は決して安くはありませんが、質には自信を持っております。
葛の魅力を最大限に表現した「葛遊」をぜひご賞味ください。
中井 孝嘉
860円(税込)
860円(税込)
できたての美味しさをご提供するため、ご注文を頂いてからお作りいたします。
葛の特性を最大限に生かした、店舗限定のメニューです。(お持ち帰り不可)
「最高級の本葛を味わっていただきたい。」
「最高級の本葛の味と食感、透明な美しさを知っていただきたい。」
その思いでお客様をお迎えしています。
ご希望の方は、ここでしか聴けない「葛の話」とともに、純白の葛粉が美しく透明に変化する様子を店頭でご覧ください。
(製造時間の目安:約20分)
(店主の不在等でご希望に添えない場合があります。)
ご予約は店頭でのみ承っております。
混雑時には、待ち時間が長くなり、ご迷惑をお掛けいたしております。
スムーズにお召し上がり頂くためには、恐縮ですが、吉野山散策の前に店頭で、ご希望の時間を予約されることをお勧めいたします。
予約無しの場合、時節によっては、多少お時間を頂くことがあります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
また、店主一人で作っておりますため、ご提供できる数には限りがございます。予約の状況によりオーダーストップまでに受付を終了する場合がございます。その際はご了承くださいませ。
(大変申し訳ありませんが、お電話やメールによる予約は承っておりません。)
葛粉は葛の根から採取した澱粉の塊です。
いつも心の中の自分に話しかけています。
「葛って美しいと感じるのはいつだろう」
「葛って美味しいと感じるのはいつだろう」
何をするにも大切なこと、忘れてはいけないこと それは「原点」でではないでしょうか。私にとって葛を表現する上で忘れてはいけない原点は 葛の特性をしっかり理解することだと思っています。
私の中の「葛の三要素」
ひとつ目は 透き通るような透明感
ふたつ目は 他を圧倒するなめらかさ
みっつ目は 自然生まれのやさしい弾力
これら全てを完全に表現できるもの。そして、葛を美しい、美味しいと感じられるもの。それはどんなものだろうか。
このことを考えた時、 答えは、やはり昔から食べ続けられている葛菓子、葛餅や葛きりが究極なのではないかと思いました。
材料は吉野本葛と水だけです。葛を感じるのに、これ以上シンプルで究極のものはありません。
意識していると気付きがあります。
葛きりが透明になる瞬間 美しいと感じます。
葛餅を練るとき、腕に伝わる弾力 葛きりが手に触れるときの感触「これは美味しいぞ」と感じます。
この純粋を多くの人に食べていただきたい。 作り手の願いです。
しかし、これは店舗でしか提供できません。葛の第四の要素である「劣化の著しい速さ」が、わざわいしてしまうのです。
葛餅や葛きりが最高に美味しいのは 「出来立て」のみです。
吉野本葛と水しか使用していない葛きりや葛もちは 時間の経過と共に、凄い速さで劣化していきます。
私の感覚では出来立ての状態から 「葛が美しく美味しい時間」は長くても10分です。 それ以降は 透明感が失われ白濁し、弾力が無くなります。ですが、これは 自然であるが故の必然だとも言えるでしょう。
多くの方に出来たての葛を楽しんでもらいたいと思っても、葛に興味のある方々すべてに、吉野に足を運んで頂く、など考えることには、どだい無理があります。
ご自宅で葛を楽しみたい方、お土産物として葛を届けたい方などのためには、葛に新たな命を吹き込む必要があります。
菓子職人としての知識・技術を使い、様々な製造方法を試し、いろいろな食材と組み合わせ、葛の劣化を押さえ込む。葛の三要素を活かしながら新たな葛菓子を創り出す。それがこれからの課題です。
作りたての葛餅や葛きりが究極の美。 その究極を常にイメージしながら葛の輝きを菓子に吹き込む。お客様に美味しさと美しさを伝えられる。
そんな菓子職人であり続けることを常に思い描いて、日々お菓子づくりをしています。
吉野葛は吉野地方で生まれ育った、世界に誇る食材だと思っています。
私は今、吉野葛を原料としたお菓子作りをさせていただいておりますが、この素材との出会いに日々感謝しています。
私は18歳で食の道に入り、温泉宿の厨房や和菓子店の製造部で約10年間、「お客様が食する物」を作るということについて学んできました。
今まで様々な食材を扱ってきましたが、吉野葛は特別な存在だと感じています。
「吉野煮」「吉野仕立て」「吉野羹」など、吉野葛を使用した料理や和菓子には「吉野」の文字が使われるほどのブランドが築かれています。
これは吉野葛が良質な素材として全国で評価されているということでしょう。
古くより多くの歌人が葛の詩を詠んだ歴史と共に、吉野の先人たちが守り続けた伝統、受け継いできた製法・技術があり、その結晶が吉野葛だと私は思っています。
これから先、吉野葛についてもっと学び、深め、その魅力を多くの人に伝えていきたい。そのための場が吉野山であり中井春風堂です。
このすばらしい環境で自分の知識・技術を高め、人から喜ばれる物づくりをする。
そして吉野葛の歴史に新しい物語として残るような仕事ができれば、この上ない喜びとなることでしょう。
ぜひ一度吉野山へお越しください。
中井春風堂の店主、スタッフ一同、みなさまを心よりお待ちいたしております。
当店より蔵王堂寄りの場所に「お食事処はるかぜ」さんとの共有駐車場がございます。
どうぞご利用下さい。
駐車スペースには限りがございます。満車の場合は近隣の有料駐車場をご利用いただく場合がございます。予めご了承くださいませ。
パソコンからのお問い合わせは、下記のフォームに必要な項目をご記入の上、送信ボタンを押して下さい。
メールアドレス:kuzu@nakasyun.com
お電話にてもお気軽にお問合せください。0746-32-3043