葛を人工的に増やす方法

葛は非常に生命力の強い植物で日本各地で繁殖しています。

人工的に増やしたいという人はあまり居ないと思いますが

葛マニアの方のために、簡単に説明します。

葛はすさまじい勢いで繁殖します。

広範囲にわたってドンドン広がります。

葛は年月をかけ根に栄養を蓄える植物ですので

根の力がかなり強いです。

しかし、竹のように地中で根を張り巡らせ増えるわけではありません。

どうやって増えていくのか?

春先から秋にかけて、ツルをどんどん伸ばします。

ツルはある程度の間隔で節があります。その節から葉がでてくるのですが

地面に触れている節は、そこから新たな根を生やします。

これを繰り返しあちこちに根を生やし続け増えていくのです。

その特徴から人工栽培の為の「葛の苗」をつくるには

挿し木がベストなんです。

4月中旬から5月中旬にかけて葛の節を採取してきます。

これを赤玉土などに挿しておきます。そうすると節から

新たな芽と根が生えてきます。ある程度、苗がしっかりしたら

地植え、または鉢植えにします。流れはこんな感じです。

挿し木の仕方の詳細については今後、実践を通して

説明していきたいと思います。

ちなみに下の画像は2年前に作った葛の鉢植えの様子です。