ありがとうございました。良いお年を(^-^)

今年の三月から始めたこの葛ブログ

本当にたくさんの方々に見ていただき、コメントもいただきました。

 
そんな皆さんのおかげで不定期ながら更新を続けられました。

ありがとうございました。

 
まだまだ葛の情報としては、ほんの一部の紹介ですが

今持っている知識や、これから学んでいく知識などなど

2011年も、はりきって更新していきますのでよろしくお願いします。

 
このブログを続けることで、少しでも多くの方に葛の良さを知っていただければ

葛菓子職人としては嬉しい限りですね (^-^)

 
来年も気長なお付き合い、お願いします <m(__)m>

 
 
 
余談ですが、現在 吉野山では例年にない大雪に見舞われています。

積雪は今で40cmくらいでしょうか?

子供たちははしゃぎまわっていますが、大人は雪かきに追われています。

 
下画はなぜか私のコートを着て、季節外れの麦わら帽子をかぶり

車の雪を落とす妻です。

そして子供と一緒に大量の雪ではしゃぎまわり、段ボールでソリをしたいけれど

雪がふかふかで全く滑らないと文句を言っている妻です。

 

 
 
私を支え続けてくれる妻や子供たちにも、ほんとに感謝です。

ありがとう

 

年に一度のイチゴ大福

一年に一度だけ、この時期に特別注文を頂き

「イチゴ大福」をつくります。

今年も例年通り、美味しく仕上げました(*^_^*)

 
ほとんど奈良県産の物を使用しています。 
 
まずイチゴは明日香村の 「あすかルビー」

 
粒あん用の小豆は、大宇陀の 「宇陀大納言小豆」

じっくりふっくら焚き上げます。

 
 
そして、私としては欠かせない素材 「吉野本葛」

吉野本葛と餅粉を混ぜ合わせ蒸しあげ、メレンゲを練り込み

もっちりホワホワに仕上げた生地で、餡とイチゴを包みます。

 
奈良県の旨みがいっぱい詰まってます。

 
一般には販売していないんです・・・。

紹介だけでスミマセン(-_-;)

 

和三盆製造見学

昨日、極上葛菓子の材料「和三盆」の製造風景を見学するため

徳島にある服部製糖所さんへ行ってきました。

 
どうしても、作り手や工場の雰囲気を味わい

和三盆のことを深く知りたくなったので

忙しいところ無理を聞いていただき、お邪魔いたしました。

 
下画像が和三盆の材料 「竹糖」 とよばれるサトウキビです。

カメラを向けられるとついピースをしてしまう、お馬鹿な私です。

 

 
普通のサトウキビと比べると小さく細いです。

糖分の保有量も少なく、歩留まりが悪いみたいです。

 
昔、小学校だった建物を使用した工場で、何のためか分かりませんが

でっかい煙突が立っていました。

 

 
工場内では、蒸気が立ち込め、ある意味幻想的な世界でした。

ご主人さんには本当に忙しい中、いろいろな説明をしていただいたり

搾りたての液やできたての糖蜜なども試食させてくれました。

かなりレアな経験だったと思います。

 
下画像はご主人さんがアク抜きをしている所です。

このアク取りを怠ると良い和三盆はできないそうです。

なんでも手間ひまをかけることは大事です。

 

 
奥さまにも、温かい対応をしていただきご夫婦そろって人柄の良さを感じました。

 
ご主人さんを撮影する奥さまを撮影しました。

ご夫婦の雰囲気がすごく出た、自画自賛のベストスナップです。

 

 
この後、アク抜きの工程が続き、糖蜜の煮詰めに入っていきます。

甘い香りが工場内にひろがり、つやつやの糖蜜ができあがってきました。

 

 

 

 
この日、見学できたのはここまででした。

最後の製糖の工程は見ることができませんでした。

品質を考慮して、注文を受けてからその分だけ製糖するそうです。

残念でしたが、そのこだわりに脱帽です。

 

笑顔で和三盆について語るご主人さんが非常に印象的でした。

自分の作るものに自信をもって、なおかつ楽しんでいると感じました。

 
この和三盆が極上素材であると確信しました。

お菓子作りがまた一つ、楽しくなった一日でした。

 
服部製糖所の皆さま、本当にありがとうございました。

 

葛菓子と紅茶

今日とある紅茶のイベントに参加させていただきました。

奈良県の月ヶ瀬という所で、無農薬で紅茶の木を育てるところから

お茶にするまで家族一丸となって取り組んでいるお茶農家さんです。

  月ヶ瀬健康茶園さんのホームページはこちら

 
なぜこのイベントに参加したかというと、お茶菓子として当店の極上葛菓子を

選んでくれていたからなんです。うれしいですね(*^_^*)

 
奈良まちの一角、あしびの郷という場所で行われていました。

 

 
古い町屋と現代の感覚が融合したような空間でした。

プロジェクターを使い、紅茶について熱く語る農園の代表 岩田 文明さんです。

紅茶の知識は全くない私ですが、ちょっと人に語りたくなりました。

 

 
非常におもしろかったのが3種の紅茶を飲み比べ

こんなに違うものかと驚きました。

 

 
たくさんのお客さんで賑わっていました。

安心・安全で生産者のぬくもりを感じる紅茶、興味ある人が多いのですね。

 

 
あったかい紅茶とオーガニックなお菓子たちに

疲れのたまっていた体が落ち着いたひと時でした。

 

 

月ヶ瀬健康茶園の皆さま

スタッフの皆さま

どうもありがとうございました。

本葛菓子の製造スタートです。

いよいよ本葛菓子の製造に入りました。

お干菓子は通常 冬に仕込みます。

なぜなら低い気温と乾燥した空気が必要だからです。

当店も葛菓子の製造は12月初旬から2月中旬の約2カ月間で

1年分を製造します。この時期に作るお干菓子が最高なのです。

 
そして12月5日から極上本葛菓子の製造を開始。

吉野本葛と阿波和三盆糖

二つの極上素材に新しい命を吹き込みます。

 
製造前からこの本葛菓子を応援してくれている方たちがいてくれます。

出来上がったらすぐに送ってくれといってくれるお客様がおられます。

すでにご注文いただいている方もおられます。

プレッシャーはかなり大きいですが、本当にありがたいの一言です。

手間を惜しまず、ただ美味しいものを作るため

そして葛の素晴らしさを多くの人に伝える為

この極上本葛菓子は真に極上でなければいけないんです。