当店では、「桜菓子」という吉野葛を使用したお干菓子を製造しています。
今回、この干菓子の最高級品を作ることにしました。
基本的な材料は「澱粉」と「砂糖」です。
最高級品をつくるには最高の材料が必要です。
今回、用意したのは
吉野本葛 と 和三盆糖 です。
混じりけの無い吉野本葛を超微粒粉末に加工しました。
元より本葛は滑らかですが、これにより口当たりがより滑らかになります。
そして日本一の極上砂糖 「和三盆糖」
お干菓子を作るにおいて、和三盆以上の砂糖は無いでしょう。
今回、私が選んだのは服部製糖所さんの「大無類印阿波和三盆糖」
この和三盆糖は口どけの良さもさることながら、驚きの白さ!
他の和三盆と比べても、群を抜いていると私は思います。
この2つの極上素材だけを使用しお干菓子をつくります。
それ以外の添加物・着色料などは一切不使用です。
この干菓子の為に、打ち型も新調しました。
桜の木を使い、彫り師さんが美しく彫りあげてくれました。
あとは、美味しくするために考えられる手間ひまを
全て注ぎ込み仕上げていきます。
極上という言葉に相応しい本葛菓子にしてみせます。
販売開始は来年1月を予定しております。
価格は未定ですが、質と価格は日本トップクラスになるでしょう。
この商品が売れるか売れないかは2の次として
まず、最高の品をつくる喜びを楽しみたいと思います。
とても素晴らしい挑戦だね~
最終的に最高級だけで勝負出来れば最高なのにね
サクラの木は堅いから打ち型には良いのでしょうね
風庭さん、いつもコメありがとうございます。
たしかに理想は最高級だけの製造ですね。
そこらへんはお客さんの声を聞きながら少ずつ改良して
いきたいと思います。業種は違えど同じ職人同士、高みを目指していきましょう!
はじめまして。
こういうのって、普通に家庭でも作れるんでしょうか・・・
こないだ作ったんですけど、失敗して見た目はただのシュウマイになってしまいました(笑)
型って、やっぱり木じゃないといけないんですかね・・・
ゆっこ様
本格的に作ろうと思えば、いくつもの工程を重ねる必要があるので手間と時間がかかります。
ある程度、似たようなものは結構いけると思います。作り方の概要としては、糖分を水で湿らせてから澱粉を混ぜ合わせる、それを型打ちして乾燥させる、って感じです。使う型は木が一番良いのですが、それ以外でもできます。プラスチックの小さじ(5cc)を使用すればサイズ的に良いですよ。