大井川葛布

 
昨日、静岡県島田市へ行ってきました。

 
お邪魔したのは、大井川葛布を作っておられる

村井さんの工房です。

 
村井さんは葛布の研究とともに、葛全般の知識もお持ちなので

一度お会いしたかったのです。

 

気さくな方で非常に話しやすく、驚くほど知識豊富でした。

情報交換をするつもりでしたが、ほとんど教えられっぱなしで

葛布を愛する気持ちの強さ、研究にかける熱意、各地を飛び回る行動力

圧倒されました。でも負けていられぬ、もっと頑張らねばと改めて気合いをいれました。

 

 
 
お話させていただいた空間は、まさに葛布、葛布、葛布

壁紙から座布団からコースター、スリッパ、ランチョンマットなどなど

葛布に囲まれていました。

 

 
 

屋根の梁がむき出しで、窓から優しい光が差し込む工房には

いろんな種類の機織り機がたくさん並んでおりました。

 

  

 
 
葛布には様々な色があり、この工房では全てが

炭や柿渋など天然染料で染められていました。

 

 
 
近年、「食の安全」や「住まいの安全」は、なにかと注目され意識するのですが

「衣の安全」はあまり意識が弱いです。

葛布は日本三大古布というものの一つで、はるか昔より人々の生活の一部となっていて

冠位十二階の着物や、武士の鎧の内衣にも使われていたと教わりました。

 
昔の人の生活にはすばらしい発見がいろいろあります。

改めて、衣服を始め、身の回りの小物や肌に触れるものの安全性を

見直す時期が来ているのかもしれません。

 

 

 

 
 
大きく成長したと感じた一日でした。

葛布を知る事のみならず、葛という植物の素晴らしさを再認識し

こんなに葛を愛し触れ合っている人との出会いに喜びを感じました。

 
葛布だけでなく、葛に興味のある方は大井川まで足を運び

直接お話しすれば、たぶん葛が好きになりますよ。

 
村井さま、そしておもてなししていただいたご家族さま

お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

 
大井川葛布

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