商品は私と嫁の二人で作っています。仕上げは嫁の担当です。一枚ずつ丁寧に個包装し、箱に詰めていきます。コツコツと手作業なんです。

箱に和紙で帯を掛けます。この和紙は型打ちの際に使用した物と同じ、国栖（くず）という地域で作られた手漉き和紙です。丈夫で深い味わいがあります。最後の仕上げに、帯の継ぎ目に「品質は私が保証します」という意味を込めて、【孝嘉謹製】の落款を押して完成です。

中井春風堂の葛菓子職人　中井孝嘉が贈る　本葛菓子の新ブランド　「葛遊」

中井春風堂の葛菓子職人　中井孝嘉が贈る　本葛菓子の新ブランド　「葛遊」

乾燥を終えた葛菓子を焙炉から取り出します。完全に乾燥した葛菓子はカリッとした食感で、口に含むとす〜っと滑らかにとろけます。葛独特の風味と、和三盆糖の上品な甘さが絶妙で、癖になる口どけです。