葛のツルについて

葛はマメ科に属するツル植物ですので、ツルを伸ばして繁殖します。

新しいツルは緑色で表面を薄い毛で覆われています。

年数の経過したツルは太くなり、色も茶色くなってきます。

縦のものに巻きつく性質を持っていますので、木や電柱など一度巻きつきだすと

どんどん上に伸びていきます。

 
様々な利用価値があり、たくさんの製品に使用されています。

中でも葛のツルの使用が盛んなのは、静岡県の掛川というところで

葛布(カップ、クズフ)というものが名産品になっています。

あの葛のツルから布を作るという発想はすごいですよね。

 
しかし、今のところ食用にはできないんです。

根、葉、花は食べられるのですが、ツルだけは認められていないのです。

「毒性がある」と断定はされていないのですが、「毒性が無い」ということが

立証されていないからです。

なのであまり食さないほうがいいですよ。

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