今回のお話は葛と直接関係ないのですが・・・
以前説明した内容ですが、葛という名前の由来について
「Pueraria lobata 」というのが本来の学名で、葛は和名です。
この葛の名前の由来となったのが、吉野町にある国栖(くず)という地名です。
今日、この国栖で受けるがれている伝統工芸の「紙漉き」を見学してきました。
深い味わいのある非常に丈夫な和紙なのです。
材料は楮(こうぞ)という木の皮です。
柔らかく煮て、表皮を削ぎ落としてキレイな繊維だけを使います。
水槽の中で水とよく混ぜて、漉いていきます。
厚みを均一にするのがすごい技術なんです。なにせ薄~いですから。
そして漉いたものを重ねて水切りします。
一枚ずつ乾燥させ仕上げます。
きめ細かく真っ白な和紙は、主に障子紙になるそうです。
ホームセンターに売っている障子紙と比べると、かなり丈夫で温かみを感じます。
価格もそれなりに高価なので、障子に使用するにはチョット気合いを入れねば・・・。
ちなみに私の家では普通の障子紙です。お子が4人もいるとすぐに破るので(-.-)
お待たせしてしまっている「極上葛菓子」の包装に、この工房の和紙を使いたいと思います。
植さんという方の和紙工房です。家族でほんとにコツコツやってます。