本年1月発売を予定しておりました極上本葛菓子は
発売を2月下旬から3月上旬頃に変更することとなりました。
菓子の製造は順調に進んでおり、質としては最高の品が出来上がっております。
しかし、箱や包装資材の準備に取り掛かるのが遅れてしまったのが原因です。
お待ちいただいておりますお客様方には大変ご迷惑をおかけいたしますが
もうしばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。
葛の全てに出逢う旅
本年1月発売を予定しておりました極上本葛菓子は
発売を2月下旬から3月上旬頃に変更することとなりました。
菓子の製造は順調に進んでおり、質としては最高の品が出来上がっております。
しかし、箱や包装資材の準備に取り掛かるのが遅れてしまったのが原因です。
お待ちいただいておりますお客様方には大変ご迷惑をおかけいたしますが
もうしばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。
新年明けましておめでとうございます。
今年も中井春風堂の葛ブログをよろしくお願いいたします。
2011年最初の投稿は葛れしぴの動画版
第3弾 葛湯の作り方です。
あったかい葛湯で寒い冬を乗り切りましょう(^-^)
いつもの事ですが、妻による動画編集で少しおちゃらけたカンジに
仕上がっていますが、作っている私は真剣です。
今年の三月から始めたこの葛ブログ
本当にたくさんの方々に見ていただき、コメントもいただきました。
そんな皆さんのおかげで不定期ながら更新を続けられました。
ありがとうございました。
まだまだ葛の情報としては、ほんの一部の紹介ですが
今持っている知識や、これから学んでいく知識などなど
2011年も、はりきって更新していきますのでよろしくお願いします。
このブログを続けることで、少しでも多くの方に葛の良さを知っていただければ
葛菓子職人としては嬉しい限りですね (^-^)
来年も気長なお付き合い、お願いします <m(__)m>
余談ですが、現在 吉野山では例年にない大雪に見舞われています。
積雪は今で40cmくらいでしょうか?
子供たちははしゃぎまわっていますが、大人は雪かきに追われています。
下画はなぜか私のコートを着て、季節外れの麦わら帽子をかぶり
車の雪を落とす妻です。
そして子供と一緒に大量の雪ではしゃぎまわり、段ボールでソリをしたいけれど
雪がふかふかで全く滑らないと文句を言っている妻です。
私を支え続けてくれる妻や子供たちにも、ほんとに感謝です。
ありがとう
以前このブログで、葛のツルを使った布の話をしました。
昨日、この葛布を勉強する為に静岡県の掛川へ行ってきました。
お邪魔したのは、川出幸吉商店さんです。
ご主人さまに約3時間、みっちり教えていただきました。
ほんとに親切で知識豊富な方でした。
葛布は葛のツルを収穫し、「葛苧(くずお)」作りからです。
簡単に説明すると、なるべく太めのツルを収穫し鍋でゆがきます。
それを草をしいた穴に埋め、2日間ほど醗酵させます。
葛のツルは、3層構造になっています。ゆがいて醗酵させることで
表面の皮を取り除き、中心にあるツルの芯を抜きとることができるんです。
残った部分を川の水でよくさらしてアクや余分な皮を取り除きます。
残った繊維を乾燥させ、細く裂きます。これで葛布の材料「葛苧」ができます。
葛苧つくりは、夏場にするものらしいので来年の夏に挑戦してみたいですね。
下画が葛苧なのですが、1本1本は糸のように長くはないのです。
これを結んで長くするのですが、特殊な結び方があるんです。
それが「葛結び」です。教わってやってみました。
結んだ短い方が2本とも同じ方向に傾いています。
これが後の工程で重要になるんです。
上画が「ひ」という機織りの道具です。
この中に糸状にした葛苧を8の字に巻いて装着します。
ちなみに8の字に巻いた葛苧を「つぐり」と呼ぶそうです。
上画の「ひ」の真ん中に白い小さい穴が空いていて、そこから葛の糸が
出てくる仕組みなのですが、ここで葛結びが役立つわけです。
結び目が左右に分かれていると、穴に引っかかって出てこないのです。
そして千切れてしまう訳です。
実際に、機織りも見せていただきました。
私は機織りをしたことがないですが、とにかく音がいいですよね。
シャー、カタンカタン、シャー、カタンカタン
店内には様々な葛布を使った製品が展示してありました。
財布や草履、壁掛けや襖紙、壁紙などなど
布製品とは一味違った風合いがありますね。
小物を購入しましたので、店に飾っておいて
お客さんとの会話を楽しみたいと思います。
川出幸吉商店さま、ありがとうございました。